当記事では、池井戸潤の小説を全て読破し、大好きな僕のおすすめしたい10冊をご紹介します。
池井戸潤の本は小説なら約32冊。
10冊を選ぶのにもランキングするのにも結構悩みました!
「半沢直樹」などドラマ化や映画化された作品も多数ありますが、そうでなくても面白いものもたくさんあります。
池井戸潤おすすめ小説ランキング!ドラマ化多数!半沢直樹だけじゃない!【10選】
経済小説ってなんか難しそうでとっつきにくいですよね。
けれど、池井戸潤の小説はミステリー要素も強く、経済小説やビジネスに興味がある人にとっては、初心者でも簡単に楽しく読み終えてしまうものばかり!
なお、ランキングするにあたりシリーズものはまとめさせてもらいました。
半沢直樹シリーズだけで4冊になっちゃうものね!
では、第10位からご覧ください!
第10位『ようこそ、わが家へ』(2013)
真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。
✔感想
ミステリー要素が強い作品です。結構こわい!
推理小説好きなら手始めに読んでほしい!
第9位『ルーズヴェルト・ゲーム』(2012)
大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが―社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは。
✔感想
経営危機の企業と社会人野球部の廃部の危機をうまく関連付けて書かれていました。
野球を通して変わっていく社長の姿と会社を思う社員たちがとても感動的!
『ノーサイド・ゲーム』の方が企業自体の経営問題よりもラグビーをよりメインとしています。
第8位『7つの会議』(2016)
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。
✔感想
8つの短編からなっています。”正しい判断”とは何か?を強く感じさせられました。
それぞれ絶望的な状況の中でどうやって判断するか?
次のストーリーも気になって短編なのに一気読み必須です!
第7位『陸王』(2016)
埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!
✔感想
下町ロケットにちょっと似ています。けれど、もっと身近な地下足袋メーカー版!
小さな会社が大手と戦うというところは同じですが、話は全然別物で読後感は最高にスカッとします。
商品が「靴」という身近なモノだからこそ感情移入がしやすいです。
第6位『花咲舞が黙ってない』シリーズ(2002~)
圧巻の事務処理能力と歯に衣着せぬ物言いで、エリート銀行マンをも蹴散らす究極の女子行員・花咲舞は、前代未聞の不祥事に揺れるメガバンクの危機を救えるのか!? 『ジェイ・ノベル』連載を単行本化。
✔感想
花咲舞シリーズは2冊!
- 不祥事
- 銀行総務特命
こちらは、ドラマ効果で個人的に順位があがりました!
『銀行総務特命』の主人公は、花咲舞ではなかったけれど、同じ銀行モノとして一緒にしてよかった作品です。
8つの短編がそれぞれはいっているので、銀行で起こる不祥事について勉強になりました。
第5位『アキラとあきら』(2017)
零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。
✔感想
二人の「あきら」から、働くことの喜びと苦悩・悲しみが伝わってきます。
表紙とタイトルから他の作品よりエンターテイメント性が強いのかなと思ったら大間違い!
分厚くても一気読み・読後感も最高!
第4位『半沢直樹』シリーズ(2004~)
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
✔感想
銀行の闇に「やられたらやり返す」で真っ向勝負する半沢直樹。
毎回おとしいれられたりして、窮地に追い込まれますが、倍返しを実行する銀行員の姿に、気分爽快・スカッとします。
半沢直樹シリーズは4冊。
- オレたちバブル入行組
- オレたち花のバブル組
- 銀翼のイカロス
- ロスジェネの逆襲
このうち最初の2冊は2013年にドラマ化されました。
残り2冊は2020年4月期のドラマで放送される予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で放送延期となっています。
▶「半沢直樹」の放送延期!前作を無料で観る方法はない?【2020年4月ドラマ】
第3位『鉄の骨』(2009)
「次の地下鉄工事、何としても取って来い」でも談合って犯罪ですよね?謎の日本的システムの中で奔走する、若きゼネコンマン平太の行末は―。
✔感想
中学校で習ってことばだけ頭にあった「談合」。
その談合の仕組み、建設業界にはびこる悪しき慣習。めちゃくちゃわかりやすいです。
そして、わかりやすいだけでなく、人間ドラマ的にもすごく面白い!
建設業界に入社希望の学生、新卒など若手社員にはぜひとも読んでほしい。
第2位『空飛ぶタイヤ』(2006)
走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!
✔感想
『空飛ぶタイヤ』は上・下巻の2冊構成。
実際にあった事件をモデルに、話は関係する人たちの様子をリアルに描かれていました。
「保身に走り、事実を見ない・隠ぺいする」そんな人間には絶対になりたくない。
第1位『下町ロケット』シリーズ(2010~)
取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。
✔感想
下町の技術ある町工場の現実に、大手の企業に嫌気がさしますが、どうやって危機を乗り越えるのか気になって読むのをやめることができませんでした。
夢に向かって仕事する姿は憧れるし、4冊ともほんとに面白い!
ドラマも阿部寛さんがめちゃくちゃ熱い佃社長を好演されてましたね!
WOWの三上博史さん版の佃社長も全然雰囲気違いますがよかったです。
池井戸潤おすすめ小説ランキング!ドラマ化多数!半沢直樹だけじゃない!まとめ
池井戸潤は、最も読みやすい経済小説の作家です。
経済用語や会社というものも小説を通して学べますが、エンターテイメント要素も組み込まれているのでどれも面白さ抜群!
- 経済について勉強してみたいけど、できるか不安
- ただのミステリーじゃなくて仕事も関わるやつが読みたい
こんなあなたは池井戸潤さんの小説に、はまること間違いなし!
ドラマや映画化されているものがたくさんありますので、どれか1つでも見て面白いと思ったなら小説もぜひ読んでみてください。
ドラマとは違った面白さできっと1冊でやめられずに他も読みたくなりますよ!
今回ランキングでベスト10までとしたけれど、ほんとは他の本も紹介したかった!
本読むのは苦手だけど、内容が気になるな!
という方は、ドラマ化・映画化されているものをぜひ見てみてください!
なお、U-NEXTなら池井戸潤原作のドラマが6作見放題、4作は有料(600円分ポイントプレゼントあり)で視聴できますよ。
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